日本産業ストレス学会に参加しました。

2019.11.29

本日から2日間の日程で、

大阪で『第27回日本産業ストレス学会』が開催されます。

抄録集によると、

今回のテーマは、

『産業ストレスと法
 ~多職種の共働による予防法務の確立に向けて~』で、

「これまでに積み重ねられてきた法律論の知見を基礎として、
 多職種が共働し、産業ストレスに関する予防法務をいかに構築するかについて、
 議論を深め」るもので、

「その作業を通じて、
 法律論の専門家と産業ストレスの専門家の
 知的、人的な交流を図」るものだそうです。

1日目に注目したのは、

 メインシンポジウム の モギ裁判  です。

 パーソナリティ障害の疑いのある労働者の

 休職、復職判断 と 主治医、産業医の見解相違 の事例に基づいて、

  使用者側弁護士、専属産業医、
  労働者側弁護士、労働者の主治医 が ディベートを行います。

 双方の最終答弁のあと、座長が、会場の参加者に

 労働者側、使用者側のどちらの主張が正しいか、評決がなされましたが、

 かなり難しい事例のため、労働者側、使用者側半々で、

 座長より、異例の『引き分け』の 評決がなされました。

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