11月に実施された,特別労働電話相談のまとめが公表されている。

過重労働解消キャンペーンの一環で実施された,特別労働相談の概要が厚生労働省より公表されています。

厚生労働省は,毎年11月を「過重労働解消キャンペーン月間」として,様々な施策が実施されているが,その一環として,2021年11月6日に「特別労働相談受付日」として,「過重労働解消相談ダイヤル」および「労働条件相談ほっとライン」で労働相談を受け付けました。

相談結果の概要

  • 相談総数480件
  • 相談内容は,「長時間労働・過重労働」が11.7%,「パワハラ」10.0%,「解雇・雇止め」9.8%,「賃金不払残業」9.6%
  • 主な相談者は,「労働者」76.9%,「労働者の家族」11.3%
  • 事業場の種類,「その他の事業」12.1%,「保健衛生業」11.9%,「商業」10.4%

◆相談事例(厚生労働省HP) 【別ウインドウが開きます】

労働相談では,以下のような対応をとったとのことです。

  • 相談者に労働基準法や関係法令の規定、解釈について説明
  • 違法性が疑われる事業場の情報について情報提供として受理
  • 相談内容に応じ、他の行政機関等を紹介

◆過重労働解消キャンペーン(厚生労働省HP) 【別ウインドウが開きます】

◆プレスリリース:特別労働相談受付日における相談結果を公表します(厚生労働省HP) 【別ウインドウが開きます】

上記に合わせて,労働条件に関する電話やメールでの相談窓口も紹介されています。

【労働条件に関する電話やメールでの相談窓口】
都道府県労働局や労働基準監督署のほかに、以下の窓口でも労働条件に関する相談を受け付けています。

■労働条件相談ほっとライン (厚生労働省委託事業)
[電話番号] 0120-811-610 (無料)
[相談対応時間・曜日] 月~金17:00~22:00、土日・祝日9:00~21:00

https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/lp/hotline/ 【別ウインドウが開きます】

■労働基準関係情報メール窓口
長時間労働・過重労働や賃金不払残業など、労働基準法などの違反が疑われる事業場の情報をメールで受け付けています。お寄せいただいた情報は、関係する労働基準監督署・都道府県労働局において、立入調査対象の選定に活用するなど、業務の参考とさせていただきます。
[受付対象となる法律] 労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法など

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/mail_madoguchi.html 【別ウインドウが開きます】

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1st Upload 2022.01.10 No.5673

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