厚生労働省 令和3年労働組合基礎調査の概況から
2021年12月17日に厚生労働省から公表された, 令和3年労働組合基礎調査の結果の概要によると,
- 令和3年6月 30 日現在における単一労働組合の労働組合数は23,392 組合,労働組合員数は1,007 万 8 千人で,前年に比べて労働組合数は 369 組合(1.6%)減,労働組合員数は 3 万 8 千人(0.4%)減少
- 推定組織率(雇用者数に占める労働組合員数の割合)は16.9%で,前年より0.2 ポイント低下
- 女性の労働組合員数は 347 万人で,前年に比べ 3 万 4 千人(1.0%)の増,推定組織率(女性雇用者数に占める女性の労働組合員数の割合)は12.8%で,前年と同水準
◆ 令和3年労働組合基礎調査の概況 (厚生労働省HP) 【別ウインドウが開きます】
労働組合に加入しない理由
労働組合に加入しない理由について,厚生労働省が実施した「令和元年労使コミュニケーション調査(p.18)」によると,上位は以下の通りであった。
- 労働組合や組合活動に興味がないから37.8%
- 加入するメリットが見出せないから 37.0%
- 周囲に加入者がいないから 26.9%
◆令和元年労使コミュニケーション調査(厚生労働省HP) 【別ウインドウが開きます】
労働組合への加入メリット
労働組合に加入する最大のメリットは,個人ではなく,団体で交渉ができること。
労働組合法(昭和24年法律第174号)第7条第2号において,会社は労働組合に対し,誠実交渉義務を課しており,これを拒否した場合は「不当労働行為」に該当します。
すなわち,会社は労働組合からの交渉について,基本的に拒否できないようになっています。
不当な理由による解雇や減給,ハラスメントなど,個人だと相手にされないような案件でも,労働組合に加入していれば,会社に対し,真摯な対応を求めることが可能です。
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1st Upload 2022.01.09 No.5672
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