賃上げ支援パッケージ:中小企業の生産性と社員満足を両立する7つの助成金


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厚生労働省は、令和7年度予算の一環として「賃上げ」支援助成金パッケージを導入し、中小企業の生産性向上や非正規雇用者の処遇改善、賃金引き上げを目的とした多様な助成金をまとめて強化しています。主な内容は以下の通りです。

  1. 生産性向上の支援
  • 業務改善助成金:最低賃金引上げ+設備投資に対し最大600万円を支給(中小企業対象)。
  • 働き方改革推進支援助成金:コンサル導入・設備導入で労働時間削減に成功し、賃上げを行えば加算支援(最大360~720万円)。
  • 人材開発支援助成金:職業訓練+賃上げで訓練費・賃金の一部を助成、例として10万円訓練+5%賃上げで7万円支給。
  • 人材確保等支援助成金:賃金規定・人事評価制度整備や環境改善(機器導入)などで離職率低下を図り、5%以上賃上げで最大約287.5万円支給。
  1. 非正規雇用者の処遇改善
  • キャリアアップ助成金:正社員化か賃金規定改定で3%以上の賃上げを行う中小企業に一人あたり最大7万円、大企業でも助成。
  1. より高い処遇への移動促進
  • 早期再就職支援助成金:離職者を無期雇用か中途採用で迎え入れ、5%以上の賃上げで助成(中途採用拡大含む)。
  • 特定求職者雇用開発助成金:就職困難者を成長分野で採用・育成し、3年以内に5%賃上げすれば助成額が1.5倍に。
  • 産業雇用安定助成金(スキルアップ支援):在籍型出向→復帰後5%以上の賃上げで、出向中賃金の一部を助成(上限8635円/日)。

    ポイント
    本制度は、中小企業を中心に、賃上げと生産性投資のセット支援を重視。複数の助成金を組み合わせることで、設備投資・人材育成・制度整備など幅広く支援。賃上げ率ごとに助成額が増加する構成で、非正規雇用や再就職者など多様な対象への処遇改善を促す狙いです。

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    1st Upload 2025.06.27 No.6937

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